更新が空いてしまいました。
続き物を読んでいたので。
それでは続きを読む、から感想です。
ごくごく平凡な街のにぎやかし要因・町民C。
ある朝、パン屋に出勤しようとしたら、何者かに「荷物担ぎ」で拉致されました!
み、みぞおち、痛いんですけどっ。
拉致したのは、あろうことか、なんと勇者様!
あれよあれよという間に、生活保障を条件に、魔物を退治して世界を救う旅に同行することになりました。
課せられた使命は「お枝様運搬要員」。
なにそれ?そして始まる冒険の旅、この先何が待ってるの!?(あらすじより引用)
評価:★★★★★★★★☆☆(8/10)
簡潔な感想
想像以上にスケールのデカいお話で驚きました。
レジーナブックスではなかなか見られないタイプの作品だと思います。
たいへん失礼な言い方ですが、本当にそうだったので言い切ってしまいました。
RPG風に町民や勇者、神官という「ポジション」が割り振られているんですけど、
そこには重要なものが隠れていて……と
これまた驚いたポイントでした。
平凡な少女だけど実は……!?のスケールがデカすぎる
主人公は賑やかし要員:町民Cという少女。
どう見ても平々凡々な存在の彼女がある日勇者と神官に拉致されて非日常に足を突っ込んでいく。
これは定番ですよね。
そしてこれまた定番の「パッと見、平々凡々だけど実はとんでもない存在(実力者)!?」。
ですが町民Cの正体は実力者とかチート能力者の域を超えてしまっています。
最初にエロ領主の屋敷の瘴気を祓っていた彼女は何処に行ったんだと言いたくなるぐらい。
その正体についてはかなりネタバレなので伏せて、読んでみて下さい。
(某ゲーム雑誌監修の攻略本みたいな締め方)
地の文には理由があって……となっても少し読みにくい所あり
私は地の文の読みやすさ云々をよく感想に書くぐらい気にしています。
そして今回も地の文に注目。
主人公、町民C視点で書かれているのですが、
まあ読みにくい。
ツッコミが激しいと登場人物紹介に書かれていたので仕方ないし、
こんなに盛り沢山な地の文にも何かしら理由(彼女の正体的な)があるんだろうと思います。
だけど読みにくい。
まさかのラスト
「ほぼ無理矢理な恋愛フラグや恋愛エンド」。
ですがこの作品には恋愛フラグ等がほぼ無いに等しい。
かなり微量なんです。
愛だとしても親愛、仲間として……みたいな。
それもこれも彼女の正体のスケールがデカすぎる所為かもしれません。
最後に
番外編が発売されているそうですが、
それは機会があれば、ということで。
今回は以上です。
ありがとうございました。