ロマンチックの予感！
それでは続きを読む、から感想です。
「ヴィルヘルム・アイブリンガー様。キャロルを、お嫁にしてくださいませ」――公衆の面前で婚約破棄されたのは、一世一代のチャンス？温室育ちで健気な幼妻の猛アピールに、堅物騎士団長（６２）陥落……か！？(あらすじより引用)
簡潔な感想
評価:★★★★★☆☆☆☆☆(5/10)
年の差恋愛モノ。62歳の騎士団長に猛アピールをする少女が主人公。
その設定は素晴らしいものです。
温室育ちの少女と堅物気質の騎士団長の恋愛。
境遇云々で悩む騎士団長。
キャラもみんな魅力的だし、話の流れもクセがなく……という感じ。
気になる点は次から述べていきます。
主人公がちょっと暴走気味……？
温室育ちのお嬢様なのはわかります。
でもなんというか暴走しすぎというか、
恋に恋する夢見がちお嬢様となってしまっている……。
恋を叶えたいという気持ちが暴走するあまり、自分の命を盾にしてくるのです。
(「でなければ私は舌を噛み切って……」とか言ってくるんですよ。)
こんなん騎士団長困りますやん！！
ただでさえ敬意を払わねばならない人物にこんな迫り方されたらさぁ！！
その後主人公は暴走した行動・言動を諌められるんですけど、
多分ほとんど変わらないと思うなぁ……。
二人の恋の行方も気になるけど、周囲の状況等が気がかり……
主人公と騎士団長の恋の行方はもちろん(メインなので)気になります。
でも他にも気になることが一つ二ついやそれ以上。
大きな懸念といえば。
- 政略結婚が破棄された後の国の行方
- 主人公の家族関係……。
一つ目はマジでやばいです。
物語序盤で主人公は突然王子である婚約者に大衆の前で婚約破棄を突きつけられてしまいました。
あの「悪役令嬢モノの定番」をされてしまいました。
そして新しい恋人を傍に置いて。
「お前は彼女に数々の嫌がらせをしてきただろう！！」
……と言われても主人公は覚えがなさすぎて困惑しかできない。
そんな無茶苦茶な婚約破棄を突きつけられた後、両家揃って話し合い。
婚約者の父つまりは王様は彼の行動にめちゃくちゃ呆れてしまってます。
そりゃあ政略結婚を勝手に息子に潰されさらに大衆の面前で婚約者(主人公)を辱めてしまった。……なんてことがあったらねぇ……。
国の行方はどうなってしまうんだ……。
二つ目もヤバい。
物語終盤で彼女の家の関係者が大事件を引き起こすんですけど、
これよく今まで隠してこれたな……ってぐらいヤバい過去持ちで。
世間に知られたら一発で終わるんじゃないですか？って心配になるレベルの奴でした。
この二点を次巻で解決してくれるならモヤモヤせずに二人の恋を見守っていけるんじゃないかな……私……。
今この時点でそんなの気にするなんて野暮ですよ浅田さん！！って言われたらまあ……何とかしようと思いますけど……。
最後に
巻末に全然知らないというか全く別の作者の作品が収録されてたんですけど、
カドカワの電子書籍ってそういう感じなんですか？
Kindle Unlimitedだけ？？
今回は以上です。
ありがとうございました。
