それでは続きを読む、から感想です。
冒険者になる夢を諦めず、補助職である【荷物持ち(ポーター)】を続けるラベルは、冒険者であるハンスに逆恨みされてギルドから追放されてしまう。
陰湿な根回しで追い詰められるラベルだったが、自分と同じ境遇の少女剣士リオンと出会う。
彼女の秘めたる能力と自らの持つスキルに冒険者パーティーとしての活路を見出したラベルは、ギルドの立ち上げを決意する!
「小説家になろう」で月間総合1位を獲得!!
話題の成り上がり群像劇――待望の書籍化!!(あらすじより引用)
簡潔な感想
縁の下の力持ち、それを表したおっさん。
まだ序盤だけど、長年の経験や人望のおかげで比較的サクサク進みます。
でもすげえええええ強えええ!じゃありません。
やっぱり人付き合いがデカい。
強さも納得できるレベルなのでストレスフリー。
追放した側が陰湿すぎる
ポーター主人公:ラベルを追放したギルド。
そこのギルドマスター代理が兎に角陰湿。
戦闘に参加しないくせに自分たちに指示しまくるラベルが気に食わず、
ギルドマスター代理権限を大いに発揮してラベルをもう活動不能とも言える状態にまで叩き落としたのです。
改訂した規則でラベルの年齢以上の奴ら退職扱いにするとかもう陰湿すぎるでしょ。
スキルや才能を見極めるポーターのおっさんすげぇ
行くあてのないラベルは道中ギルドから追放されてしまった少女に出会います。
彼女はギルドメンバー曰く「動きが変」。
それを確認する為にダンジョンに入ると彼女のスキルが判明。
「彼女は僅かだけどエネミーの動きを予知できる」。
そんな凄いスキルを持っていた少女は追放者同士ということで共に行動することになりました。
それだけじゃなくて、出会いは最悪だった(スリされたから)少年も、
冒険者としての素質があったのでベテラン冒険者のスパルタ指導を受けさせて仲間に。
この三人で新しいギルド【オラトリオ】が結成されます。
二人ともラベルと行動することで存分に力を発揮できるので、
彼と出会う前よりもめちゃくちゃ生き生きとしています。
そんなラベルのスキルは『同行者の能力二割アップ』。
二割といっても馬鹿にはできませんよ。
すげぇ。可能性の塊である若者二人にラベルのバックアップ。
聞いただけで最強じゃん……。
おい!!追放した側!!
分かりやすい愚かムーヴをしたギルドマスター代理:ハンス。
彼は自分の至らなさを全く認めない性質なので、
どんどん愚かになり転落していきます。
終いには仲間の女性が自分勝手に行動したりしてギルドがやべぇ状態に陥ってる。
静かにぎすぎすしてきてるって感じ。
他作品だとみんな口うるさくバンバン罵り過失を責めてたりするんですけど、
この作品はそれがほとんど見当たらない。
エゴがどんどんギルドを腐らせていくんです。
こわー……。
最後に
これで次巻に続く!!……は酷ですよ。
今回は以上です。
ありがとうございました。