それでは続きを読む、から感想です。
日本で会社員をしていた佐々木が転生した異世界の貴族の子息オーウェン・ペッパーは、親子ともども評判が悪く、貴族内でも蔑まれる始末だった。
これはマズいと思ったオーウェンは魔法の練習をはじめる。
空を飛んだり炎を操ったり……魔法にハマって学んでいたら、学年代表に選ばれたり、魔物討伐に参加したり。
はては侯爵令嬢にクーデレ聖女、美少女精霊魔法使いまでグイグイこられ(!?)るように。
そんなある日、聖女から相談を持ち掛けられて……(あらすじより引用)
評価:★★★★☆☆☆☆☆☆(4/10)
簡潔な感想
何なんだろう。
ものすごい既視感を覚える。
サンプルを読んだ時は「頑張れ!」って思ってたんだけど、
全部読んだ後だと
「これ、何処かで読んだことあるような……」
で頭がいっぱいになってしまった。
まるっきり一緒じゃないんだけど、既視感。
私の数少ない記憶を辿った結果、
「これは『賢者の孫』……?」
でした。
↓
入学して間もなくチートな魔法を発揮
↓
人気者になる
↓
傲慢な奴がヤバいモノに手を出し凶暴化して主人公たちの前に立ちはだかる
↓
そいつは死ぬ
↓
敵対勢力の存在が……
パクリだ!!とは言いません。
ですが、
「ちょっと気を衒った作品なのかも」
からの
「やはり定番の……」
になってしまったことでショックを受けてはいます。
悪役令嬢モノも入ってる?
元のオーウェンは悪徳領主の息子で、
めちゃくちゃ傲慢な少年。
だけど前世が会社員の主人公が転生したことで性格が変わり、良い人であろうと努める。
その行為によって周囲から認められ、モテるようになる……。
うーん。悪役令嬢モノも含まれてるかもしれない。
多分悪役令嬢モノだけじゃない設定なんだろうけど、
定番中の定番をそのまま見せられたような気がする。
1巻目で少年みたいに振る舞うのやめてる
序盤では「少年ぽく振舞おう」と努めていた主人公が、
終盤では「同世代の少女に前世全開で説教」。
もっと、もうちょっと……持たせて……。
最後に
楽しく魔法を学んで……が1巻で打ち砕かれてしまったんですが。
2巻はどうなる?楽しくできる?
今回は以上です。
ありがとうございました。