猫駆除だぜ
猫駆除だぜ
う☆つ☆ぶ☆せ
- 【主な登場人物】
- 簡潔な感想
- 自己評価が低すぎる主人公と主人公に肩入れしすぎるギルド長(だった人)
- ギルドはめちゃくちゃになるけど破滅ではなく改革
- 頑張れよ!……それしか言う言葉が見つからない……。
- 最後に
それでは続きを読む、から感想です。
心優しき雑用係のティムは、理不尽な言い掛かりで帝国屈指の冒険者ギルドを追放された。
最高の冒険者を夢見るも、剣も魔法も才能ゼロ。
途方に暮れる彼は、唯一無実を信じてくれた美しきギルド長・ギルネ様と共に行方知れずの旅へ出るが――世界はまだ、ティムの真の力に気づいていなかった!
炊事・洗濯・裁縫など磨き抜かれた彼の【生活スキル】は、道中で奇跡を連発。
普段着を"S級装備"へと修繕、ガンコな"呪い"も綺麗に洗濯、スライムは泡立て器で討伐.....と周りを仰天させていく。
無自覚のまま、いつしか国々にこびりついた悪しき"汚れ"をも、落としていくのだった。
男らしさに憧れる少年が、彼を慕う仲間と世界最強へ駆け上がる「きっと誰もが下剋上」シリーズ、開幕!
(あらすじより引用)
【主な登場人物】
ティム
心優しい雑用係。
地味でランク・能力が低いけれど、
【生活スキル】という奇跡的な能力を駆使して世界最強へと駆け上がる。
ギルネ
美しきギルド長。
追放されたティムの無実を唯一信じ、彼の旅に同行する。
ものすごくティムに肩入れしている。
冒頭のやり取りがすごかったなぁ……。
ガナッシュ
常に酔っぱらっている剣士の男性。
ギルドメンバー採用もガバガバだったので、
ティムのような人でも入れた。
でも剣の腕は確か……というあるあるなステータス。
フィオナ
心優しい回復役の少女。
ギルネのおいていった杖「ニルヴァーナ」に選ばれたことで一気に評価が上がってギルド長になってしまう。
彼女の方が下剋上向いてそう……。
評価:★★★★★★★☆☆☆(7/10)
簡潔な感想
序盤としてならまあまあ読みやすかった。
「あ、これがこういう効果になるんだな」っていうのが分かりやすかった。
でもひたすら能力名を述べまくって行動しているのはどうなのかな?……って部分があるので、
そこがマイナスになってしまったかもしれない。
自己評価が低すぎる主人公と主人公に肩入れしすぎるギルド長(だった人)
何から何まで謝りっぱなしな主人公:ティム。
【雑用係】の持つ【生活スキル】でギルドの皆(大人数)をサポートしてきたという実力持ちなのに、
始終「すみません!追放しないでください!」とか「大したことないのに!」みたいに
自らを卑下しまくるので少々どころか大いにくどい……!!
お前井伊直虎(戦国無双)か!?
……ティムもヤバいけど彼に肩入れする美女ギルド長:ギルネは彼以上にヤバい。
旅の道中ずっとティムにときめいている。
ときめくというと可愛らしく聞こえるので言い直すと、
推しのやることなすこと全てに悶えたり妄想している。
追放された二人がお互いを助け合って……な旅だと思っていただけにこれはちょっと残念。
特にギルネが。
ギルドはめちゃくちゃになるけど破滅ではなく改革
追放モノあるあるの「追放した主人公が実はギルドでは重要な役割を果たしていたことに気付く」。
この作品でも発生したんですけど、少し雰囲気が違います。
大抵の追放モノならギルドが上手く立ち行かなくなって……破滅!、になるんですが、
こちらは何と回復役の少女がギルネの置いていった神の力が宿る杖『ニルヴァーナ』に選ばれたことで、
「ティム、ギルネを追放した奴」を追放しギルド長にのし上がってしまいます。
めちゃくちゃではありますが、神に選ばれたのであれば実力は確かです。
ガナッシュの後押しもありギルドは「変わって」いきます。
戦闘メインだったのが救護にも力を入れていくという方向転換によってどうなっていくのやら……。
彼女ティムのこと気にしてたし再会できるといいですね。
頑張れよ!……それしか言う言葉が見つからない……。
みんなそれぞれの分野で頑張っていくので、読者の1人である私は彼らを応援するぐらいしか出来ません。
理由は色々あるけど、まあティムが大体無双してくし……になっちゃうからね。
ギルネは元々の戦闘能力が優れているにもかかわらず腐女子みたいな反応ばっかりしてるし……。
最後に
世間知らずの貴族の青年のキャラが好きです。
ゴッドイーター2のエミールみたいで。
今回は以上です。
ありがとうございました。