ヤンデレラノベキャンペーンだったはずが……
おかしいな……
(積みゲーのごとく積みラノベが数冊ある)
それでは続きを読む、から感想です。
10年間一人で戦い続けた男、気が付けば浦島太郎状態に!?
最強魔導士ラックたちのパーティーは、激戦の末、魔神王を次元の向こうに追い返すことに成功した。
――だが、魔神の残党たちの追撃は止まない。
「ここは俺に任せて先に行け!!」
このままでは全滅すると危惧したラックは、仲間二人を先に帰し、一人残って戦い抜くことを決意する。
ひたすら戦い続け、ついには再臨した魔神王まで倒したラック。
帰還した彼を待っていたのは、いつの間にか10年の歳月が過ぎた世界だった。
共に戦った勇者が王に、また、戦士がギルドのグランドマスターになったその世界で、二人と再会したラックは、今度こそ平和で穏やかな人生を歩もうとする――…が!
命を賭して魔神王を倒した英雄ということで、めちゃくちゃ特別扱いされて称えられたり。
かと思えばゴブリン退治の際に出会った狼少女とヴァンパイアを討伐することになったり。
さらには自分より若い少女に、突然「隠し子」扱いされたりと、毎日さまざまなイベントがラックを襲う!!
――「小説家になろう」で150,000ポイントオーバー!!
10年の時を経て元の世界に帰ってきた元・勇者パーティーの最強魔導士ラックが、時にのんびり、時に無双してにぎやかな毎日を過ごす大人気ストーリー、開幕!!
簡潔な感想
評価:★★★☆☆☆☆☆☆☆(3/10)
◇異常な持ち上げがなくて良かった
◇バトルが少し単調?
◇強くてニューゲームの負の部分を見た感じ
良かった点
異常な持ち上げがなくて良かった
「主人公が最強になってました(最強でした)系」は、
主人公の強さやステータスの高さをこれでもかと表したいが為に、
周囲の人々が主人公を持ち上げがち。
でもここでは(この時点では)そういった部分はあまり感じませんでした。
この部分だけで面白さに優劣がつく訳ではありませんが、
浅田としてはここは良かったと思います。
飲食物でも同じことだと思います。
舌触りのようなものが良ければある程度は良く思えます。
良くなかった点
バトルが少し単調?
ここからは、前述した
「舌触りのようなものが良ければ~」でカバーしきれない点です。
まず挙げてしまうのが、
「バトルの単調さ」。
敵が「俺はこれがあるから強い!!」とアピールしたら、
主人公はこれこれこの能力がある!それは敵の切り札を封じる若しくは上回る!
そして、勝利!!
……で終わります。
確かにどんな作品でもバトルの流れってそういう感じなんですけど、
それを繰り返されるとちょっと……。
強くてニューゲームの負の部分を見た感じ
この作品の主人公は、伝説になるほど強いです。
そんな彼が名を隠して新たなクエストに……。
といういわゆる「強くてニューゲーム」。
二周目だから当然強い。
そこから始まる「主人公の能力全部出し」。
あー!主人公さん!困ります!!
もっとゆっくり!!ゆっくり!!
……って読みながらずっと思ってました。
このあたりが浅田が思う「強くてニューゲームの負の部分」。
単調に思えちゃうんです。
これもひとえに浅田が感受性乏しいからで。
最後に
伝説だもんね。そうだよね……強いもんね……。
今回は以上です。
ありがとうございました。