今回読んだ作品:聖女じゃなかったので、王宮でのんびりご飯を作ることにしました
あらすじ
「俺が喚んだのは【聖女】であって【ブタ】ではない!!」
聖女召喚された莉奈が聴いたのはまさかの罵倒だった。
おまけに王宮で出されるご飯も全然美味しくない！
異世界への怒りが爆発した莉奈は、王宮の厨房を貸してもらい、
せめて自分のご飯くらいは自分で作ると決意する。
しかし莉奈の料理が美味しいとすぐさま王宮中で大評判！
美形な王族たちまで虜にしてしまう。
莉奈の料理を皆が待ち望む王宮で、自由気ままな異世界ライフが幕を開ける！
主要人物
主人公。
異世界に「聖女」として召喚された。
身体がとてもぽっちゃりしている。
王宮でのご飯が美味しくないので
料理を作ったが、それが大好評！！
王族の人にも臆せず接する命知らず。
莉奈を聖女として召喚した皇子。
名前が呼びにくい所為で略称で呼ばれる。
召喚された莉奈を見て彼女を「ブタ」呼ばわりしたので、
莉奈からあまりよく思われていない。
テンプレな腹黒系皇子。
言動・行動が時々めちゃくちゃになる。
(特に食べ物)
国で一番えらい人。
……なのだが、莉奈は命知らずなので、
あまり恐ろしいキャラではなくなった。
簡潔な感想
のんびりにしてはちょっと勢いつきすぎじゃないかな？
浅田の体感と乖離しているから？
浅田の思っていたのんびりと幾分か違っていました。
- 異世界のご飯が美味しくない→分かる
- 厨房を借りて料理を作る！それが大好評！！→まあ分かる
- 最初「ブタ」とか罵ってきた皇子がからあげを求めている！→！？
あと主人公が広い意味で「サバサバしている」。
躊躇ってもんが無いのか！？と驚く行動・言動があって、
浅田には到底できない芸当だなと思いました。
フィクション・異世界だとしても驚きでした。
料理のレパートリーは普通に美味しそうです。
からあげ、アイスとか。
箱入りのお嬢様にハンバーガー食わせるみたいな感覚で、
王宮の人々に庶民の味を刷り込んでいってました。
驚愕。
いや豚じゃないだろ！！！
異世界に召喚された莉奈にぶつけられた言葉。
「俺が喚んだのは【聖女】であって【ブタ】ではない!!」
いや豚じゃないだろう！！
イラストを見るかぎりでは、莉奈は脚とお腹周りが若干太め。
それは豚ではないと思うんですよね。
よしエギエディルス皇子。
貴方にはラストオリジンのキャラとライザを交互に見続けてもらおう。
物差しをアップデートさせるのです。
終わる頃には莉奈を標準体型だと思うようになるでしょう。
命知らずの料理人:リナ
異世界という危険がいっぱいな環境。
そして主人公は聖女ではない。
(魔法はいい感じだそうだが)
そんな彼女は異世界で果たして無事に生きられるのか……？
答え:まあまあ生きていけてる。
ほぼほぼ料理のうまさで人心掌握状態です。
どんだけ料理が壊滅的だったんだよこの世界。
さらに莉奈はとんでもない度胸の持ち主でしたので、
エギエディルス皇子にもタメ口で話してます。
命知らずの料理人:莉奈が誕生しました。
最後に
やり取りのテンポはとても良いと感じました。
漫才っぽい感じ。
彼女は異世界でどうやって生きていくのか。
料理一本で行くつもりなのか？
それは次巻を読むべし。
……という感じなのかな？
今回は以上です。
ありがとうございました。
