タイトルはありがちなのですが……。
それでは続きを読む、から感想です。
「ビアトリスは強引に俺の婚約者におさまったんだ。俺は最初から不本意だった」
婚約者であるアーネスト王子がそう言っているのを知ってしまった、公爵令嬢ビアトリス。
人気者の王太子殿下と嫌われ者の公爵令嬢という関係に甘んじていたビアトリスだったが、気持ちを切り替えて好きに生きることを決意する。
「今までアーネストさまにかまけてばかりで、他の方々とあまり交流してこなかったわね。もったいないことをしたものだわ」
けれど、美貌の辺境伯令息や気のいい友人たちと学院生活を楽しむ彼女に、それまで塩対応だったアーネストが、なぜか積極的に絡んでくるようになってーー!?(あらすじより引用)
評価:★★★★★★☆☆☆☆(6/10)
簡潔な感想
塩対応だったのに積極的に絡んでくるようになって。
これが予想と違っていて軽く恐怖を覚えました。
塩対応、も違うような気がします。
嫌っているかと思われていたのに突然恐ろしいまでの執着を見せてきてーー!?
……の方が正しいと思います。
その乖離性からか評価がこのようになってしまいました。
婚約者が自分を嫌っているようなので友人と楽しく交流しようと決めた主人公
自分が婚約者だからとアーネスト王子に迫っている。
そんな噂を耳にした主人公:ビアトリスは、アーネスト王子は自分を嫌っているんだと思い距離をおこうと考えます。
まずは他の生徒と交流しよう。そう思った彼女は今までも優しく接してくれた生徒と一緒に昼食を摂ったり、買い物をしたり。
充実した生活を送り、次第にビアトリスは笑顔になることが多くなりました。
楽しんでいたら婚約者の様子がおかしくなってきた
友人との楽しい学園生活を送っていたビアトリスに影を差す人物が現れます。
それは婚約者であるアーネスト。
彼は今までビアトリスにきつく当たっていたにもかかわらず、お前は俺の婚約者なのだから他の男と逢い引きをするのはやめろと口出しをしてきました。
何を今更……となったビアトリスは変わらず友人たちと勉強会を開いたりして交流を深めていきます。
そこから彼の様子がおかしくなってきます。
彼女が彼と距離をおこうと突き放せば突き放すほど彼の周囲の様子が凄惨なものに。
彼が会長を務める生徒会メンバーで、彼に心酔している少女はビアトリスに敵意をむき出しにして度々言いがかりをつけてくる。
もう生徒会が壊滅状態になってしまうぐらいアーネスト王子が狂ってしまっています。
恐怖を覚えました。はい。
男友達の正体とは
ビアトリスに優しい言葉をかけてくれたり、彼女の悩みを聞いてくれたりする一人の男友達。
彼の正体が物語の鍵を握っています。
その正体は本編で。
最後に
コミカル寄りだと思ったら軽く恐怖を覚えました。
タイトルに騙されたのかもしれません。
今回は以上です。
ありがとうございました。