2巻を購入しちゃいました。
それでは続きを読む、から感想です。
自分を助けたのがルイーゼだと確信したアルフォンスは、次第に彼女への想いが募っていき、ついに婚約者になってほしいと告白。
突然のことに戸惑うルイーゼだが、不幸な王妃になってしまった前世の記憶が頭をよぎり、断ってしまう。
あきらめきれないアルフォンスは、その後もルイーゼを振り向かせるための努力を続けることに。
そんなある日、ルイーゼは馬車から忽然と姿を消してしまう。
アルフォンスとオスカーは事件の真相を突き止めるために、奔走するのだったーー(あらすじより引用)
評価:★★★★★★★☆☆☆(7/10)
簡潔な感想
えっ……乙女ゲーム主人公:モニカここであっさり退場……?
もっと長期戦になるかと思っていただけに驚いてしまいました。
前世の記憶の所為でアルフォンスの告白を受け入れられない……みたいになっていたのに、
結構あっさり解決しててやっぱりここでも驚き。
事件が起こって、その解決によって心揺れ動いてそのまま両思いに……は自然なはずなのに
私にはちょっと早くあっさりしちゃってるかなぁ…と思ってしまいました。
序盤でモニカの悪行がバレてる
前回、製菓クラブで作ったクッキーをモニカに奪われ、
さらにそれをモニカ自作としてアルフォンス殿下に渡されてしまったルイーゼ。
今回も序盤で作ったシュークリームをモニカに奪われそうになります。
でもそれは阻止することに成功します。阻止してくれたのはルイーゼの弟:オスカー。
彼がモニカに悪行の数々はもうこちらにバレているという事実を突きつけて彼女を撃退。
これでモニカはオスカーだけでなくアルフォンスたちにも警戒の対象となります。
何だかこう……早いな、と。
私の体感的に早いと感じました。
断罪が力技
やはりモニカは「自分はチヤホヤされる乙女ゲーム主人公!」という姿勢は変わらないので、
悪役令嬢かつイベントを妨害する厄介な存在:ルイーゼを排除しようとします。
オスカーやアルフォンスに警戒・監視対象とされているにもかかわらず、
もう一度ルイーゼに嫌がらせをするのです。
その嫌がらせは、もう度が過ぎています。ガラの悪い連中にルイーゼを誘拐するように依頼。
命の危険に晒すことをも厭わないモニカはもう愚かとかそういうレベルじゃありません。
ルイーゼが騎士:ローレンツたちに救出された後に起こるイベントは勿論事件を引き起こしたモニカへの断罪。
断罪……つまりザマァなんですけど、こちらはルイーゼも立ち会っての断罪だったので私的には良かったと思います。
私、ザマァや断罪は当事者(主人公)が立ち会ってないとモヤモヤする女なので……。
ですが、その断罪方法が結構力技。
定番の「私は乙女ゲーム主人公!悪役令嬢が何でチヤホヤされて私は断罪なの!?」と喚くムーヴを見せるモニカ。
それに対してルイーゼが淡々と反論するのかと思いきや。
真実の口めいた仮面をモニカに被せて魅力的な顔と声を変化させて断罪。
こんなに力技な断罪そうそう見れませんよね。
その後どうなるのか
乙女ゲーム主人公という障害を乗り越えてアルフォンスとの距離が縮まったルイーゼ。
彼に前世……アルフォンスが好色王となってしまうことを明かし、それをも引っくるめて。
春野こもも先生の後書きによると「ルイーゼにはこれから多くの試練を乗り越えてもらう」とのこと。
どういう障害や困難が彼女…彼女たちに立ちはだかっていくのか。
最後に
他の攻略キャラ……どうなったんだろう……次巻の番外編で出てくるのでしょうかね。
楽しみに待っています。
今回は以上です。
ありがとうございました。